【あらすじ・レビュー】『居場所。』吉本の会長が語る、人生において大切なこととは?

みなさんは吉本興業の元会長である大﨑洋さんを知っているでしょうか。

たびたびメディアに取り上げられる吉本興業ですから、名前は多くの人が聞いたことがあると思います。

ただ、吉本興業の会長になるまでの歴については、あまり知られていないように思われます。

そんな大﨑会長が会長になるまでのきっかけや出会い、その中で学んだ人生における大切な考え方をまとめた本がこの一冊になります。

『居場所。』の概要

タイトル 居場所。
著者大﨑洋
出版社株式会社サンマーク
出版日2023年3月19日
ジャンルエッセイ


『居場所。』は吉本興業の元会長である大﨑さんが経験したことから、ひとりぼっちの自分を好きにある12の「しないこと」を描いた一冊です。

会長になるまでの長い道のりの中で経験したことや、お笑い業界ならではのエピソードが豊富に綴られています。

今でこそ大スターとなっているお笑い芸人たちの若手時代についても語られており、歴史の一部を感じることもできます。

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『居場所。』のあらすじ

ひとりぼっちの自分を好きになるための、12の「しないこと」が執筆されていますが、今回はその中の三つを紹介します!

ここからはネタバレを含みますのでご注意ください!

置かれた場所で咲こうとしない

大﨑さんは当時、大阪と東京に二分していた吉本興業に不満を抱いていました。

どうしてそこまで競い合うのか、すべての垣根をなくしてみんなが自由に花を咲かせるようになったら良いと強く願います。

しかし、どの環境にもルールがあり、それぞれが花を咲かせることはできない可能性もあります。

そこで、大﨑さんは二つの考え方を見出しました。

・どこだろうと、土俵には上がらないこと
・どこにもしがみつかないこと

p58より引用

タンポポの綿毛のようにふわふわと漂い、どこにもしがみつかない存在になります。

まだ何者ではありませんが、これからは何者にだってなることができる、それぞれが自由に選択できることが大事だと言います。

競争しようとしない

前述したように、大﨑さんは競争をすることに疑問を感じていました。

全員が全員同じゴールを目指しているわけではないのに、競争をする意味がない。

たとえ競争に勝ったとしてもその人が幸せになれるとは限りません。

世界一のお金持ちが世界一幸せとは限らない、当然のことですよね。

「幸せ」は人によって基準が異なっているのです。

合理的にしすぎない

大﨑さんは「好きなことを仕事に生きる」の風潮に疑問を抱きます。

生活をするには、お金が必要になります。

お金がたくさん入るのなら、本当は好きではないことも「好き」にしてしまっているのではないかと、懸念していました。

ましてやSNSの普及が進む時代、どんな嘘でも発信さえしてしまえば事実となってしまうのです。

それを防ぐには、人のために自分が何をすることが出来るのか、をとことん追求してみることが大切だと言いました。

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『居場所。』の口コミ・評価

良い口コミ・評価

いい本だった。正しさがもてはやされ、ルールに厳しい今の世の中では、目的を決めて、合理的に考え、限界までがんばり、白黒はっきりさせて、みんなにわかってもらうことが善であり、それができない要領のよくない者は「使えない奴」の烙印が押されかねない。でも大﨑さんは、そんな居場所のない人たちに居場所をつくってあげたいと考えている。うまくいかないことがあっても、「しゃーない、しゃーない」と、だましだましやってる人、人間くさくて好きだな。

読書メーターより引用

【良かった】 書店でベストセラーとなっていたので読んだ本。後で知ったが、よしもとの元会長のようです。息子さんが鬱気味で苦しんだほうで社会的に弱めの立場に寄り添った本。なのですが、著者が直面した吉本お家騒動の顛末がしらない、著者が肩を持つ松●氏が騒動中、などのことから完全にはのめりこめねかった本。

読書メーターより引用

読んで良かった。吉本という会社で起きたアレコレも別の視点から分かったし、今の松本スキャンダルに対して、吉本や松本さんがしようとしてることもなんとなく分かった。ホント、今のままだと、心から松本さんで笑えない。文春は満を持して松本さんを狙って、雑誌も完売して、ウハウハなんだろうけど。被害女性も本当にこれを望んでいたのかな。「しゃーない」ことだから、白黒つけられないこともあるだろうけど、グレーでもなんでもいいから、松本さんが大好きなお笑いをまたできるように大崎さんが助けてあげてほしい。

読書メーターより引用

『居場所。』の良い口コミを見ていくと、語りかけるような口調が寄り添ってくれる雰囲気でよかった、という声が見られました。

また、ダウンタウンや現在大活躍中の芸人とのエピソードも強烈で面白いという声も見られました。

悪い口コミ・評価

吉本興業って本当にクソだな、を連発している滅茶苦茶なタイミングで読んだので色眼鏡掛かってるけど じゃあ何で令和になってもこんなことになってるんですかね?芸人を大事にしたいって結局一派の身内だけなのでは?と不信感は消えず。。もう少し気持ちやあれこれの事態が落ち着いたタイミングで読むと受け取り方変わるかも。 印象としては、プライド高い意固地な人が信念を言い聞かせているような変な感じがしたのと、松ちゃんとの約束(一つだけ願いを叶える)の件は結局言わないなら最初のフリを最後まで引っ張らなくて良いのでは?と思った。

読書メーターより引用

ダウンタウンの若い頃の話が多いので、ファンの方には興味深いかも。ただ期待が大聞かっただけに、正直感動するほどの力作ではなかった。

読書メーターより引用

『居場所。』の悪い口コミを見ていくと、期待していた分それほど感動しなかった、という声が見られました。

しかし、ほとんどの口コミは高評価で、総合的にもかなり高い評価となっていました。

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『居場所。』を読んだ感想

『居場所。』を読んでみて、あらすじではあまり触れませんでしたが、大﨑さんの経験が凄まじいものなのだと感じました。

当時の時代とはギャップがありましたが、表現もわかりやすく容易に想像することが出来ました。

吉本興業の社長、会長の経歴を持つ大﨑さんですが、競争が嫌いで読者に寄り添ってくれる姿勢がとても印象的で、気持ちよく読み進めることが出来ました。

精神的にダメージを受けているときに、再読したい一冊というのが個人の感想です。

『居場所。』はどんな人におすすめ?

『居場所。』はこんなひとにおすすめです。

  • 生きづらさを感じている
  • 経験豊富な人の人生を知りたい
  • ダウンタウンが好き
  • 考えすぎて疲れるときがある
  • 競争社会に疑問を感じている
  • 自分が少数派だと思っている

様々な生き方もあるんだよ、と優しく声をかけてくれるような一冊なので、社会との相性が悪く悩んでいる方にもおすすめです。

おわりに

『居場所。』は、大﨑さんの人間性の良さがとてもよく表れている一冊です。

今まで吉本興業の権力者というイメージしかないかもしれませんが、この一冊を読めばそのイメージも良いものに、そして悩みがあれば大きな影響を与えてくれることでしょう。

そんな一冊を読んでみてはいかがでしょうか?

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