
あなたは現在、胸を張って「幸せ」とはっきり言えますか?
現在の日本人は、素直に「好きだから」「幸せになりたいから」とシンプルな理由で行動しようとしても、
「仕事が、、」
「家族が、、」
「時間が、、」
と今の自分を大事にできていないのではないでしょうか。
「人を幸せにするには、まず、自分から幸せにならないいけない」
とのことで、フランスと日本を往来しているドラ・トーザン氏がパピヨンのようなシンプルで美しい人生の楽しみ方について、フランス人視点からいろいろとアドバイスをくれます。
このエッセイ本は、もっと「自分の気持ちに正直に生きてもいいのかも?」と心を軽くしてくれるような言葉が綴られています。
『好きなことだけで生きる』の概要
| タイトル | 好きなことだけで生きる |
| 著者 | ドラトーザン |
| 出版社 | 大和書房 |
| 出版日 | 2019年6月15日 |
| ジャンル | エッセイ |
この本は、パリ生まれで生粋のパリジェンヌであるドラトーザン氏が出しているエッセイ本です。
ドラトーザン氏は、日本とフランスの架け橋として、新聞や雑誌などのメディアに数多く出演しお互いの文化の良さを多く伝える活動をしています。
その活動の中にあるのが、この「好きなことだけで生きる」です。
『好きなことだけで生きる』のあらすじ

『好きなことだけで生きる』では、大きく4つのキャプチャーに分けて構成されています。
どのテーマも「好きな○○をする」という名前で、とにかく楽しい気分にさせてくれるような内容がたくさん記載されています。
また、その中で垣間見える異文化が興味深く、ぜひとも触れてみたくなる、そんな一冊です。
好きなことをする
どの会社で働くかではなく、何をして働くか
p16より引用
フランスに比べて、日本では学歴や社歴などが重視されすぎていることについて、著者は疑問を感じています。
ただ単に大企業に入社しても、やりたいことが出来ていないならそれは幸せとは言えない。
小さな会社でもいいから自分のやりたいことがあるなら、それを優先するべきだと述べています。
だからこそ、フランス、特にパリではお金をたくさん持っている人よりも、芸術性にたけている画家や彫刻家がリスペクトされているそうです。
好きな人といる
著者は、人生の時間は有限であるため、関わる人付き合いについては「断る勇気」が重要だと述べています。
SNSが発展している中で、人とつながりを持つことも容易になりました。
不特定多数の友人を持つこと、それは良いことですが、「本当の友人」と言えるでしょうか?
自分が本当に一緒にいたいと思える人と過ごすからこそ、幸せに生きることが出来ます。
また、結婚について、フランスではパックス(PACS:民事連帯契約)と呼ばれる結婚と同じだけの権利を得られる契約制度があります。
マリッジブルーという言葉が存在するほど、結婚は幸せの裏側に重たいものを持ち併せています。
2018年時点で全体の47%がパックス契約をしており、フランスでは主流の制度といえるでしょう。
結婚に縛られすぎないこと、本当に一緒にいたい人は誰なのか、自分の素直な気持ちに正直になりましょう!
好きな場所に行く
著者は、見たことない街から得られるパワーは絶大だと述べています。
旅行で行ってみるのも良いですが、より毎日が冒険の連続でエキサイティングな海外に住んでみることも推奨しています。
いろいろな場所に行ってみることで、自分の国にはない文化に触れることができ、自分の国にはない考え方を学ぶことが出来ます。
また、海外に行くことでもう一人の自分に出会うこともできると著者は述べています。
海外に行くと、自分の国の当たり前が当たり前ではなくなることが少なくありません。
そこで壁にぶつかったときに、ホームシックになり、今までいて当然の家族や友人らに対する思いが海外ではっきりと感じることが出来ます。
また、歩くことは脳にも良いとされているので、身近な公園で散歩をするのも大事であると述べていました。
好きなものを持つ
「人の目を気にする」のではなく「人の目に映る自分」を意識。
p173より引用
フランスでは、ブランドよりも自分が好きかどうかで購入を検討します。
ブランドに対するこだわりがないようで、安くて個性的なものが理想的だそうです。
フランス人はセールが大好きで、たくさんのアイテムをそろえるより、少ない数でいかにうまく組み合わせられるかを考えています。
ファッションにおいては、アイテムはあくまで自分らしさを演出するための手段に過ぎません。
『好きなことだけで生きる』の口コミ・評価

良い口コミ・評価
シンプルで美しい ・・ 痩せるためではなく、美味しい夕食を食べるためにコントロールする。 素敵な食事の時間を過ごす、そのときのために、女性はメイクも服も、ボディにも磨きをかける。 ・・ ノン・メルシー 「わたしは行かないわ、誘ってくれてありがとう」 「人の目を気にする」のではなく「人の目に映る自分」を意識 ・・ 自分自身がつけていていい気分になれるか。 男性の目を気にして勝負するのではなく、自分が生きていく日々と勝負する ・・ 好きなことをすると、だんだん自分のことが好きになり、自信につながります。
読書メーターより引用
まず、フランス語に「がまん」、「がんばる」、「しょうがない」という言葉が無いというのに驚いた。フランスに行くと色々、縛られない生き方ができるのかなと思った。
読書メーターより引用
なぜ、あなたはそれをしているの?好きだから・・・。 理由を探してしまいがちだが、好きだから。そして好きに理由は要らない。身体が感じたままに動くこと、そして自分で決めることの大事さを伝えてくれている本かなと。他人の価値観に振り回されることはやめて、自分の価値観(軸)を知り大事にすることで、自分が豊かになっていくのでしょうー。
読書メーターより引用
良い口コミを見ていくと、著者の意見を聞いて、気持ちが軽くなったという声が見られました。
また、フランスならではの文化について驚いたという声も見られました。
続いて、評価の悪かった口コミも見ていきます!
悪い口コミ・評価
平均的なパリジェンヌは著者とは違うのではと思う記述もある。女友達は嫉妬するから作らなかった、パーティで人を集めたら男性が多くなった等々。それはどういう意味でしょうか。前に読んだ著者のパリ街案内本が面白かったので読んでみたが、特別目新しくもないことをハイテンションにまくしたてられて疲れた。もう少し落ち着いて語ってほしい。私には必要ない。久しぶりに失敗した1冊。
読書メーターより引用
内容が薄い…古い…。
先ず、日本人の此れ此れは何で?信じられません!って枕詞から始まって、フランスならこうよ。で結ぶパターンが退屈。途中から、飽きてきた。
フランス人はお洒落で自由、日本人はダサくて退屈。って思考も今更感…
初版が2016って、今時話す内容かしら…2000年初期ならまだしも。しかも、突き詰めたらフランス女は、我慢はしないし、恋愛してセックス三昧で、子供は作るけど家庭は嫌、妻にも母にもないたくない、仕事は適当に切り上げて、バカンスは死守して、昼間っからワインに週末は布団でゴロゴロものを食べる人って訳ですね。
Amazonより引用
絶対、なりたくないんだけど…笑
日本人で良かった。と再認識出来た事に有り難く星一つ付けました〜。
タイトルとサブタイトル、帯に書かれた言葉に強く惹かれ、購入しました。
Amazonより引用
著者の言いたいことは理解できますし、素敵な方だなと思いますが、
本の内容は自分の人生の糧にはなりませんでした。
『フランス人はこう考える。だから、日本人も、こうすればいいのに!』
という一方通行的な印象。
また、内容も薄っぺらに思えました。
私としては、素敵なフランス人女性の価値観や人生観等を知ることで、自分を成熟させる原材料の種類を増やすつもりでしたが、ちょっと
期待はずれでした。
評価の悪かった口コミを見ていくと、フランスならではの考え方があるのはいいものの、その考え方を押し付けられている感が苦手に感じた、という声が見られました。
しかし、ほとんどは良い口コミばかりで、総合的には高い評価となっていました。
『好きなことだけで生きる』を読んだ感想

「好きなことだけで生きる」は、心の負担を軽くしてくれる本だと感じました。
日常において、自分が求めている幸せとは何かを再認識させ、それを達成させるためには、自分の気持ちに正直になることが重要だと思わせられました。
大きく4つのキャプチャーがありましたが、その中でさらに細分化されており、仕事、恋愛、金銭感覚、人間関係などの日常に関わるすべてのことについて述べられているので、自分の読みたい内容だけ読むこともできそうだなと思いました。
『好きなことだけで生きる』はどんな人におすすめ?

『好きなことだけで生きる』はこんな人におすすめです。
- 仕事に追われすぎてつらい
- 恋愛において悩みがある
- 人間関係がうまくいっていない
- 日本人ならではの価値観が苦手
- 海外文化に興味がある
- フランス人の価値観を知りたい
- 周囲の視線で行動できていない
『好きなことだけで生きる』は、自分にとってストレスの何かが、本当は不必要だったと気づかせてくれるエッセイ本です。
新たな考え方を知り、前を向きたい方にもおすすめです。
おわりに

誰にでもやりたいこと、やりたくないことがあると思います。
やりたいないことをし続けていることに疑問を感じたのであれば、「好きなことだけで生きる」は特に心に刺さる内容が多く含まれており、読書に大きな影響を与えることでしょう。
「好きだから、したい」
p222より引用
「嫌いだから、やりたくない」
それでいいんじゃない?

コメント