
いきなりだが、夫のちんぽが入らない。
p3より引用
悩みというものは、人間にとって尽きないものではないでしょうか。
様々な悩みの中でも、「夫婦問題」というのは将来を誓った間柄での話になるので、重要になります。
生活も価値観もあっていて、すべてがうまくいくと思いきやとてつもなく大きな問題に直面した時、あなたならどう向き合っていきますか?
『夫のちんぽが入らない』の概要
| タイトル | 夫のちんぽが入らない |
| 著者 | こだま |
| 出版社 | 扶桑社 |
| 出版日 | 2017年1月16日 |
| ジャンル | エッセイ |
『夫のちんぽが入らない』は、こだまさんの自身のストーリーに加筆したお話です。
話の展開、勢いが凄まじく、一見すると小説のように感じますが、こだまさんが実際に経験したエッセイ本となります。
この強烈なタイトルからは想像できない著者のストーリーが綴られており、気づいたら世界観に取り込まれていることでしょう。
これからはネタバレ注意になるので、苦手な方は飛ばしてください!
『夫のちんぽが入らない』のあらすじ

出会い
こだまさんは、大学に進学のタイミングで一人暮らしを始めるために、北海道から青森へと移動します。
そこで、大学から徒歩5分の古いアパートを借り、こだまさんは新たな生活を始めます。
引っ越しを終えたところで、ある男が親しげに話しかけてきました。
男は大学二年生で、親の仕送りなしで生活をしているため、通学服は廃盤となった中学のジャージを着ていきます。
そんな彼がこだまさんの後の夫になります。
問題発覚
二人はすぐに交際に発展しましたが、大きな問題が発生します。
それがタイトルにもなっている「ちんぽが入らない」事実なのでした。
二人は今まで喧嘩もしたことがなく、周りから見ると充実した男女交際をしているはずなのですが、体の関係に問題があるまま時を過ごします。
先に彼のほうが就職して教員になり、こだまさんは一年遅れて同じく教員になりました。
しかし、こだまさんが担当したクラスには、問題児が多いクラスでこだまさんの身体、精神を削っていきます。
前を向いていく
心身共に限界だったこだまさんは、退職する決断をします。
また、順調に仕事が進んでいた夫も、生徒の万引きなどによってパニック障害の症状が現れます。
メンタルが傷ついている夫婦二人、子供を作るという話が上がっていた時期もありましたが、こだまさんには持病があり、それを直すための薬が胎児に良くなかったことを理由に、二人は子供を産まない選択をします。
こだまさんは、子供を産むこと、夫婦の在り方について「しなければならない」こととして捉えている部分があり苦しんでいましたが、子供を産まない選択をすることで少しずつ前を向いていくのでした。
『夫のちんぽが入らない』の口コミ・評価

良い口コミ・評価
非常に読みやすい。すらすらと読める。内容はかなり暗く(ちんぽというワードで字面は多少ポップになっているが)、だが最後は作者がほんの少し前を向いている。私には入る気持ちも入らない気持ちも理解できないが、遠回りを重ねていけばいつか納得出来る未来が待っているかもしれない。しない、逃げる、そういう選択が彼女らに適していたのかなと思った。
読書メーターより引用
タイムマシーン3号の山本さんがYouTubeで紹介していたので手に取りました。結婚までトントン進んですごく早かったですね。お互いがお互いだけ、みたいな2人だけの閉ざされた世界での共依存かな。と、思いきや2人とも教師というけっこうガッツリ表に出る職業でしたね。教職は大変ですね。私ならミユキたちのことをずっと許せないと思いますが、主人公は生徒のことを考えていて本当にすごいなと思いました。セックスの相性は大事な要素だと思いましたが、ちんぽが入らないまま結婚し一緒に暮らす、そういう男女の在り方もあるんですね。
読書メーターより引用
3年半前の自分が、絶対また読みたいって言ってたから再読。これは絶対また読みたい。読む時の年齢によっても、感じることが違うと思う。 関係性や、選択、しあわせの形や仕事との向き合い方など、人それぞれに正解があって、自分と違う選択をした人も認め合って生きていきたい。ご夫婦共に純粋で、素直な人なんだなあと。2人とも、難しい年頃の子供とあんなに向き合えることに尊敬。私だったら即投げ出すかな。
読書メーターより引用
『夫のちんぽが入らない』の良い口コミを見ていくと、とにかく読みやすいという声が見られました。
また、タイトルとのギャップが良かったという声も見られました。
悪い口コミ・評価
読み終わっても情報が多すぎて、まとめられない感じ。
読書メーターより引用
ところどころ行きすぎてウケ狙いがすべっている気もする
読書メーターより引用
『夫のちんぽが入らない』の悪い口コミを見ていくと、著者の書き方が合わなかったという声が見られました。
しかし、悪い口コミは少数で総合的には高評価になっていました。
『夫のちんぽが入らない』を読んだ感想

『夫のちんぽが入らない』は、タイトルのインパクトで思わず手に取った本なのですが、本を開いてみれば驚きと共感、様々な気持ちにさせてくれました。
終始、「夫のちんぽが入らない」ことが述べられており、笑えるポイントなのですが、ストーリーが進むに伴ってその意味の重さを知ることになりました。
コメディに語っているようで、とても重たい、現代人の悩みに刺さる部分が多く表現されています。
人間関係、仕事、恋愛(体の関係)、これらに悩むすべての人に読んでもらいたいと思える本でした。
『夫のちんぽが入らない』はどんな人におすすめ?

『夫のちんぽが入らない』は、こんな人におすすめです。
- 恋愛の悩みがある
- 普段聞けない話を聞きたい
- 夫婦間の悩みがある
- 仕事を辛いと思っている
- ほかの人間の生活が気になる
- 大学生の方
『夫のちんぽが入らない』は、一人暮らしを始めた大学生から恋人との出会い、結婚まで、人ひとりが経験する人生を俯瞰することが出来ます。
おわりに

『夫のちんぽが入らない』は、フィクションのようなお話が続くエッセイ本です。
こだまさんが経験した濃厚な人生を俯瞰することが出来るのは、私たちにとって良い経験にもなります。
タイトルとは裏腹に濃い内容の一冊、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?


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