【あらすじ・レビュー】『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』益田ミリによるほのぼのマイペースな全国旅行記

「せっかく日本で生まれたことだし、全国に旅行したいなぁ」

なんてことは多くの人は思ったことがありますよね!

そう思った益田ミリさんは月に一度、東京から各県へと旅に出ることにしました。

無理して名物料理を食べるわけでもなく、マイペースで様々な土地を訪れる旅行記になります。

『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』の概要

タイトル47都道府県 女ひとりで行ってみよう
著者益田ミリ
出版社幻冬舎
出版日平成23年4月15日
ジャンル旅行エッセイ


『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』は、平成23年4月15日に初版、令和2年6月30日に29版が発行された旅行エッセイの本です。

行った県ごとに、遣ったお金の詳細と旅行中の出来事を四コマ漫画で表示しているので、とても見やすい本になっています。

次のあらすじではネタバレ注意なので、苦手な方は飛ばしてお読みください!

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『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』のあらすじ

初めてのひとり旅

益田ミリさんが初めてのひとり旅として訪れたのは、青森県。

ガイドマップに載っていた「いちご煮」を食べたり、津軽平野を走る「走れメロス号」に乗ったり、太宰治記念館である「斜陽館」を訪れたりしました。

初めてのひとり旅の感想としては、「面白い」や「きれい」をその場で人と共感しあえないのは淋しいと思ったようです。

しかし、その後の一人旅を続けることによってその気持ちは変化していきます。

ひとり旅の良さ

毎月行うと決めたひとり旅に義務感を感じながら、少しけだるさもあった益田ミリさん。

そんな中、日帰りでいいから行こうと決心したのが山形県でした。

山形牛のステーキを食べ、銀山温泉の宿の予約を取る際に、電話の感じが良かったことで少しずつテンションが上がりました。

その後、大石田、新庄、鶴岡などを訪れ、電車の窓からの川景色、日本海を横断する列車に乗っている時は、窓の隙間からの海の香りを感じながら移動をします。

日帰りと決めた山形旅行でしたが、結局三泊もして東京に戻ることにしたのです。

旅は学びたまえと主張せず、ただポンと私の前に置かれるだけ。
ふわふわと自分の心と話せる自由時間である。

p174より引用


気づいてしまった事実

47都道府県ひとり旅もついに終盤、最後に県である東京観光をします。

様々な友人にアドバイスをもらいながら、誰も言ってこなかった「東京大学の学食」へ向かいます。

タクシーで向かった際に運転手の方と30分ほど旅の話をしてみて、益田ミリさんはある事実に気づきました。

それは「人の旅の話は、あんまり楽しくない」ということだ。

p271より引用

人間はやはり話をするのが好きなのだと感じます。

その後は国会議事堂を見学し、帝国ホテルのパンケーキを食べ、旅を達成した気持ちとこの旅から何を得たのだろうか、ということを考えながら話は終わります。

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『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』の口コミ・評価

良い口コミ・評価

旅行、というだけで、とにかく力んでしまうのが常であるが、こんなのんびりとした旅でもいいのだなぁ、欲張らなくてもいいんだと思う。もっと気楽にお出かけしたいな。

読書メーターより引用

5年かけて、47都道府県にゆる~い一人旅をした旅行記。益田さんらしいどこか脱力系の文章と、えっ?そこ?みたいな感動ポイント。でもハッとさせられる言葉が散りばめられ、添えられた4コマ漫画も楽しい。旅先では飲食店にも入れないほど、内気で気が小さいという益田さん。だけど、長崎原爆資料館で、ふざけあって騒いでいた外国人観光客に「笑う場所じゃないから、ここでは笑っちゃダメ!」と言ってしまい、奇異な目で見られて涙ぐんじゃった益田さん。そんな益田さんのことがやっぱり好きだ。

読書メーターより引用

1人で旅をするだけ、それだけがいい。無理のない自然体で、綺麗なものを見たり、美味しいものを食べたり、1人で楽しめる。1人きりの旅なら正解も不正解もない。自由が許されている。 ひとりはちょっと…でもやってみたいな なんて人におすすめできるな。 気負わなくていい、上手くやらなくてもいい,不安があってもやりたいならやったらいい。自由であれば旅はだれにでもできる。 旅の話だけじゃない生き方の話。

読書メーターより引用

『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』の良い口コミを見ていくと、自由気ままに旅行することに多くの共感が溢れていました。

また、旅行に対してもっと気軽にできるようになりそう、という声も見られました。

悪い口コミ・評価

平積みになってたから、読んでないと思ってまた買っちゃったよ… やっぱり楽しんでない人の旅行記はつまらない。

読書メーターより引用

益田ミリさんのお一人様のときの行動や考え方がなかなかの陰キャぶりで、それがよくわかるタイプなので終始わかるわかるって思いながら読了。たまに他人と何でもない会話したり、ごくたまに言いたい事をピシッと言うところもなんか自分と似てる笑。すごく理解できるけど、自分と似てるからこそこの本を期待してたほどには楽しめなかったというか…。せっかく読むならもっと行動的な人の旅を読みたかったかも。この一人旅自体を否定する気は全くないけど、自分がやりそうな事ばかりだったので新鮮味に欠けた。

読書メーターより引用

率直に「この人とは友達になれないな」というのが一番の感想。自分にとってはツッコミどころが多く、これを読んでぜひ私も一人旅に!とはなれなかった笑 最初の方こそ、「うわ、これ無理やわ」感が強かったけども、読み進めていくうちにその感覚は少し薄まって若干安堵した。でも読み終えてやっぱり友達にはなれないなと改めて思いました(作者側にとっても同じことというもっともな意見は置いといて)

読書メーターより引用

『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』の悪い口コミを見ていくと、楽しいことばかりでない場面を読んで面白くないと感じた、という声が見られました。

しかし、それこそが旅行の良さであり、共感できるという声もあったので、総合的な評価は高くなっていました。

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『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』を読んだ感想

『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』を読んでみて、常に平和な旅行など存在しないのだと感じました。

旅行の良い部分、悪い部分を事細かく執筆されているので、より共感できるところがあったと思います。

益田ミリさんが旅行だからといって名物料理を食べずに、ホテルでお惣菜を食べる描写は、読んでいて旅行に対する期待の高さを良い意味で取っ払ってくれ、心が軽くなりました。

『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』はどんな人におすすめ?

『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』のこんな人におすすめです。

  • いろいろな場所に行ってみたい
  • 旅行好き
  • 地方の行事に参加したい
  • 旅行に対するハードルが高い
  • 日本各県の知識を深めたい
  • ひとり旅をしてみたい

益田ミリさんがひとり旅を通じて感じたことが多く執筆されているので、ひとり旅をしたときの気持ちを味わいたい方にもおすすめの一冊です。

おわりに

『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』は、旅行の良い面、悪い面が赤裸々に綴られた一冊です。

益田ミリさんがはじめてのひとり旅から、47都道府県を達成するまでの心境の変化にも注目すると、ひとり旅の良さがより伝わります。

マイペースにいろいろな場所に旅したい、そんなあなたにこの一冊をおすすめします!

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