【あらすじ・レビュー】『パーティ』その友情は、ホンモノか

人生をかけてでも守りたかったものはありますか?

それを守れなかったとき、深い絶望と悲しみに暮れるでしょう。

この本は、そんな彼らの復讐と記憶の物語です。

『パーティ』の概要

「どんな人間でも、死んでいい人間なんていない。」

p358より引用
タイトルパーティ
著者山田悠介
出版社角川文庫
出版日平成23年6月23日
ジャンル小説


『パーティ』は「リアル鬼ごっこ」を書いた山田悠介氏により描かれた作品です。
現在と過去を行き来しながら、一人の少女を救うために行動したそれぞれの思いが見えてきます。

その中で犯した罪がだんだん明るみになっていく、最後のどんでん返しまで見逃せない一冊です。

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『パーティ』のあらすじ

それは、過酷な山である

時に無茶をして痛い目をみるが、最後は4人でゲラゲラ笑っている。

大人になってもきっとこの関係は続いているだろう。

4人の少年たちは、親友だった。

小学校からの旧友だったはずなのに、すべてが変わってしまった「きっかけ」があった。

それは、ある少女のためである。

あのとき、救えなかった命

「手術するには、莫大なお金もかかるんだよ」

p84 長田の言葉より引用

中学生である彼らの時間はほとんどお金を稼ぐことに費やしていた。

すべては心臓の持病を持っていた少女を救うため。

最善を尽くした彼らだったが、彼女の心臓がよくなることはなかった。

藁にも縋る思いで、ある提案に乗ってしまう。

怒り、それが登山への理由である

「うるせえ。結局俺たちは、無力だったんだよ!」

p300より引用

その提案とは振興団体の「海外での心臓移植」である。

法を犯してまで膨大な資金を得て、契約をしたが少女はその最中に急逝してしまう。

悲しみと絶望に暮れる中、詐欺にあったのだと気づく。

彼らは「ある目的のため」過酷な山道をひたすら登る。

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『パーティ』の口コミ・評価

良い口コミ・評価

病気で苦しむ1人の人が周りを大きく変えていく物語。人間がもつ理性とそしてそれを失う怖さを教えてくれます。倒れてから亡くなるまでの話は何にも変えられないぐらい感動する。とあるあやしい話から人が悪に手を染めて、騙される。悪いことをしたから悪い形で返ってくる。きつい現実ほどどんな判断が大切なのかを考えるようになるのかなと思う。死んでいい命なんてない。だからこそ救える人をみんなが助け合う事が大切であり、それを綺麗事と片付けていた自分の愚かさを気づかされました。

読書メーターより引用

久々に一気読み。 臨場感あふれる。そして、読者をハラハラさせてくる。 美しい友情に感動。

読書メーターより引用

物語と言えば、やはり“事件・出来事が起きる”そして“主人公の物語”(又はその逆)という構成だと思います。しかしパーティの場合、過去の事件発生、そして現在の主人公達の物語が並行して進んでいく構成でした。前半は人の温かさや愛情、友情など、私たちが大切にしていくべきものが詰まっています。しかし後半はその温かさや愛情、友情が捻じれ、狂い、主人公は犯罪者として物語は終わります。自分を犠牲にしてでも守りたい、そう思う気持ちは罪じゃない、ただ…やりかたを、守りかたを間違っただけなんだ、と思いました。

読書メーターより引用

『パーティ』の良い口コミを見ていくと、心情描写に関する意見が多かったです。
また、臨場感にあふれる展開心を動かされた方も多かったようです。

悪い口コミ・評価

おもしろくない。むなしい終わり方、ストーリー展開だった。なんかこう、気持は一杯なのに、うまくいかない無情感がひしひしと。読後感も悪い。銀行強盗そんな簡単にできないだろ。簡単に騙されるなよ。ツッコミたいとこいくつかあるし… 色々といまいちかな。∧(益゚ ∧)∧ カサカサ…

読書メーターより引用

小学6年生の時に転校してきた美希と仲良くなる4人の男子同級生、美希は心臓が弱くこの4人が守っていくお話しと加納を恨み神獄山を登っている4人の話が交互に綴られている。後半で加納がした事はすぐにわかるが、なぜ神獄山の山頂で待っているのかや、山頂での出来事はヌルイ感じがするし、山を登っている話が長く感じる

読書メーターより引用

ギブアップ。あまりにみんな純粋すぎて、自己中心的で、こうであるに違いないって突っ走って、こんなに他人の人生にかかわる子供達に何も言わない親って・・・・いるー?みたいな。依存?心臓病の子に頑張らないとだめだとか、無神経に思うし、ともかくアウト。加納が何したかすぐにわかったし、山に軽装で登るな、と言われてるのに、全身ぬれてるのに、山小屋に入っただけで雪が積もるところでぐっすり眠れちゃうとかも・・・。

読書メーターより引用

『パーティ』の悪い口コミを見ていくと、現実味にかけるという意見もありました。

しかしながら、どちらかといえば「どうして主人公はこうしないんだ!」という主人公の行動に対する批判が多かった印象です。

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『パーティ』を読んだ感想

『パーティ』は改めて友情について考えさせられる作品でした。

少女を守るために動いた彼らの罪ある過去がどんどん明るみに出てきます。

臨場感のある展開運びに心が動いていく作品だと思います。

『パーティ』はどんな人におすすめ?

『パーティ』は「怖いのは無理だけど、サスペンス小説は読みたい」という方におすすめです。

山田悠介氏といえば「リアル鬼ごっこ」の印象が強いため怖い印象を抱きがちです。

しかし私は、この作品は怖さよりも過去をだんだん紐解かれていくような謎解きのような感覚が勝ちました。

おわりに

今回は山田悠介著『パーティ』のレビューを紹介しました。
心動かされる『パーティ』をぜひ読んでみてくださいね!

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